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君はまだMMDを知らない

  • HANABI
  • 2024年11月19日
  • 読了時間: 11分

みなさんおはようございます。

今週もお待ちかねブログ更新の時間がやってまいりました。

今回の記事は、原神同好会花火担当のHANABIがお送りいたします。🎇

(ちなみにスタレにも同じ名前のキャラがいますが、弊穹列車に花火ちゃんはいません。〜終〜)

実は以前記事を担当する予定だったのですが、私がすっぽかしたため(関係者の皆々様大変申し訳ありません)今回が実質初の記事担当となります。

どうか生温かい目で最後まで見守っていただけると、担当HANABIが泣いて飛び跳ねながら歓喜します。なにとぞなにとぞ...


さてさて、突然ですがみなさん、

「MMD」

というものはご存じでしょうか???

weblio辞書によると、

「MMD」とは、キャラクター3Dモデル使ったアニメーション制作ができる、3DCGソフト「MikuMikuDance」あるいはその作品群のことである。ソフトウエア開発者樋口優。(weblio辞書 「実用日本語表現辞典」より)

という説明書きがされています。要は樋口さんという方が制作した、様々なキャラクターを動かしたり踊らせたりできるソフトのことですね。ただ、文章だけだと正直あまりピンとこないなあ...と思われる方がほとんどでしょう。

今回はそんなMMDに魅入られ、仕舞いには制作する側にまでなってしまった哀れな子羊HANABIから、MMDの魅力と、嬉しいことに興味を持ってくれた人向けの簡単なMMDの始め方をお伝えしようと思います。


それでは、未知なるMMDの世界へレッツゴー!


1、MMDとの出会い

ーHANABI、MMDに出会う

まず、私がMMDに出会ったきっかけをお話しようと思います。

原神同好会に入会しておきながら、実はMMDにハマるきっかけは原神ではなかったのです。

みなさんは2019年に大流行りした、とある少年漫画を覚えていらっしゃるでしょうか?

そうです、某デーモンスレイヤーでございます。

当時各所にて某デーモンスレイヤーの勢いは凄まじく、当時私が大ハマりしていたニコニコ動画においても例外ではありませんでした。

某デモスレ(略)に関するクオリティの高いファンアート、二次創作アニメ、音MAD(アニメや漫画のシーンを音に当てはめた動画のことです)などが乱立し、それはまるでニコニコ全盛期のような活気ぶりでした。

そんな大盛況のニコニコ動画を楽しんでいた私ですが、ここである見慣れぬ動画に出会います。

ここまで読んで下さった読者であれば、この動画が何であるかを瞬時に察することでしょう。

御明察。ここで出会ったものこそ「MMD」だったのです。


しかし実を言いますと、当時の私は、MMDに対し少し抵抗感を感じておりました。(ぶっちゃけすぎですね)

おそらく私は「MMDって知ってるけど、普段踊らない子が踊ってるのはちょっと...」「元二次元のキャラクターが3Dモデル化してるのは少し抵抗あるなあ,,,」などと思っていたのだろうと思います。(特に思われていない方、申し訳ありません。今では立派なMMD大好き人間です)

そのため、ニコニコ動画を漁る際も、MMD動画だけは飛ばして見ていました。


しかしある日、サムネに映る可愛い推しが私の好きな曲で踊っているという欲張りセットのような、なんとも私得で魅力的な動画に出会います。

これには私も抗えず、腹を括ってその動画をクリックし、広告を見た後再生ボタンをポチリ。

なんということでしょう。

それまで静止画やアニメでしか見たことのなかったキャラ達が、いきいきと動いているではありませんか。

それまで避けていた自分をぶん殴りたくなるほど魅力的すぎる世界が、液晶を介して目の前に広がっていたのです。

その後MMD動画に取り憑かれた私は朝から晩まで動画を漁りまくり、気がついたら自分がMMDの世界に飛び込んでおりました。

そうして夜通しMMD動画を作り続けてニヤニヤするような人間が、ここに爆誕することとなります。


2、MMDの魅力

では、最初の出会いから今まで私が感じたMMDの魅力を、作る側の視点からお届けしようと思います。


ーこのキャラのこんな動きが見たい!

 このソフトの最大の特徴と言っても過言ではないのが、なんと言ってもその自由度

キャラをどんなふうに動かそうがあなたの自由です。

MMDと聞いて真っ先に思いつくのは、やはりキャラが踊っているシーンでしょう。

アイドル、ライブ系のゲームが好きな方以外は、そもそもキャラが踊っているシーンをゲーム内で見ることはあまりないと思います。

また上記ゲーム内でも、キャラの性格に合わせて曲があてがわれることが多いです。

そんな中で、「普段大人しいキャラがバリバリ踊っている姿が見たい!」また「普段クールなキャラが可愛い曲で可愛く踊っているところが見たい!」と一度でも思った方、いらっしゃるのではないでしょうか。それ、MMDで叶えてみませんか?


また、MMDでは踊りだけでなく、その他多種多様な動きをさせることもできます。

(歩く、座るといった基本的動作から、歩きながら本を読むといった複雑な動作まで...)

「推しのこんな動きが見たいのにイラストもアニメも描けないし...」と思っている方!それもMMDで叶えることができちゃうんです。

MMDにはボーン値と呼ばれる、要はキャラの体の部位などに充てられるポイントのようなものがあります。そのポイントのX、Y、Z軸を動かすことで、自分が望んだ動きをさせることができるのです。(なんか急に数学っぽくなった...と思った人、お願いですからブラウザバックはしないでください。数学っぽいのはここだけなので)


つまり何を伝えたいかといいますと、

MMDではみなさんの推しの見たい動きを、気の赴くまま再現できる、ということです。


ーこのキャラのこんな表情も見たい!

MMDの自由度はモーションだけに止まりません。

なんと表情まで自由自在に操れるんです。

MMDにはキャラの表情を変えられるタブも存在します。

「普段大人しい子のドヤ顔が見たい!」「普段クールな子の満面の笑みが見たい!」といった願いも、このタブをいじることで簡単に叶えることができちゃうのです。

繰り返しになりますが、MMDでは、みなさんの推しの見たい動きや表情を、気の赴くまま再現できるのです。


どうです?最高だと思いませんか?

自分の頭の中にある妄想を手軽に実現できる、そんな夢のようなソフトが、MMDなのです。


ーカメラワークも自由自在

さらにこちらのソフト、なんとカメラワークまで自在に操ることができます。

人の理などとうに超え、はるか上、はるか下からでもキャラを撮ることが可能なのです。

加えてMMDでは距離だけでなくカメラの角度も変えることができるため、

推しを遠くからでも近くからでも、あらゆる角度から堪能することができます。

(今キモいって言った?泣きますよ)


例えばキャラを踊らせる際、動きをつけて表情をつけて...としたところで、

特にこだわった動きや表情をドアップで写したい!そう思いませんか?


MMDでは、良い感じにカメラロールを動かすだけで、推しを様々な視点から楽しむことができるのです。


ー「MME」で、推しを彩ろう

動きをつけ、表情をつけ、さらにカメラを調節したら、次は曲やキャラに合わせて動画の雰囲気を変えてみたくありませんか?

MMDではそれすらも可能なのです!!

MMDには「MME(MikuMikuEffectの略です)」と呼ばれる、各背景やキャラなどにエフェクトを付けられる機能が存在するのです。至れり尽くせりですね。

多種多様なエフェクトがあるため、どれを使うかは本当に人それぞれですが、エフェクトを使うだけで、より推しを彩る動画を演出することができます


後述しますが、一例としてKAYA様が配布している「A-Toon」エフェクトを使うと、モデルをアニメ風に演出することができます!(私的にオススメのエフェクトです!)

他にもモデルをリアルにするエフェクトだったり、ギラギラに光らせるエフェクトも、逆に暗くするエフェクトもあります。

MMEを使うことで、自分が作りたいと思う動画をより忠実に再現できるようになるのです。


3、MMD動画の作り方

さて、ここまでMMDに関する愛をたくさん表明してきたわけですが、そろそろみなさんも疑問に思っていることでしょう。

「これ原神同好会の記事なのに、肝心の原神要素ほとんどないじゃん?」と。

しかし実は、MMDと原神とは繋がりがあるのです。

普段旅人さんが操作する原神キャラクターは、予め構想したキャラをプログラマーが3Dモデル化し、モデルに各種モーションを組み入れることで動かせるようになっています。

これから説明いたしますが、この工程は、実はMMDの制作過程と全く同じなのです。

つまるところ原神は、MMDのような技術を応用してできたものであると言っても過言ではないでしょう。


繋がりはこれだけではありません。

なんと!心優しきホヨバ運営様は、自ら原神キャラの3Dモデルを配布してくださっているんです!!!

原神キャラモデルは、実装されているキャラであれば簡単にダウンロードすることができちゃうんです。(詳しくは「原神 3Dモデル」で調べてみてください。HoYoLabから飛べるbilibiliで配布してますよ)

しかもちゃんと表情も付いており、各部位ごとに調整することも可能。天才すぎる。


ということで、今回は私の推しである放浪者くんに協力してもらい、私なりにMMD動画の作り方を軽〜くご紹介しようと思います。


ーMMDのすすめ〜基本準備編〜

実際にMMDを始めるためには、いくつか事前に準備しなければならないものがあります。

まず、MMDはかなり重いサイトとなっております。なのでできればデスクトップパソコンで作業することを強くお勧めします。(ないよ〜という方はWindowsか、MacにてWindowsの仮想環境を作って作業しましょう。MMDはWindows専用ソフトなので、実はMacでは作業できないのです...悲しい)

また、必要な手順に関しては、私も大変助けられた「猫又ファクトリー」様のサイトである「MMDの始め方ガイド1〜4」に詳細に書かれていますので、そちらをご覧ください。(決して手抜きをしているわけではないです...。こちらのサイトが分かりやすすぎるだけで...。)


MMDの始め方ガイド1 「https://nekofac.com/archives/16

MMDの始め方ガイド2 「https://nekofac.com/archives/67

MMDの始め方ガイド3 「https://nekofac.com/archives/111

MMDの始め方ガイド4 「https://nekofac.com/archives/144#toc2


ちなみにこちらのサイトの「4」に記載されている、「Aviutl」という、MMD動画の編集によく使われる編集サイトの導入についてですが、こちらの作業が実はかなり手間がかかる上大変です。

特に様々なファイルをDL&移動させるため、そこでトラブルが起きることが多く長時間苦戦することになります...私は苦戦するあまり導入するのに丸一日かかりました。

そこでAviutlを導入しようとしている皆さんにお願いです。


DLしたファイルは必ず「解凍」してから使用しましょう。


解凍しないとDLファイルは正常に作動しないので、「DL→解凍→使用」の手順を必ず踏みましょう。(これを忘れて何度振り出しに戻されたかわかりません...)

導入するまでが大変ですが、成功すればとても優秀な動画編集ソフトを無料で手に入れることができます!応援しています!!!


ーMMDのすすめ〜ゆるーい実践編〜

それではさっそく、MMDを実際に作ってみましょう。

MMDを開くとこのような画面になるかと思います。

ここから色々な作業をしていきます。


最初にモデルをMMDの中に読み込ませます。

今回お借りしたモデルは、miHoYo様配布の我が推し放浪者くんです。

ダウンロードしたキャラのファイルを画面にドラッグ&ドロップします。

するとこのようになると思います。

(出ている青いものは、体のボーンを表すポイントのようなものです。「ボーン操作」にある「選択」を外すと表示されなくなります)


続いてキャラにしてほしい動きを導入しましょう。

これらの動きは自分で作ることも可能ですが、今回はヘルシャナ様が配布している「無愛想に手を振る(片手)」モーションをお借りします。


こちらもダウンロードしたファイルを画面にドラッグ&ドロップします。

すると注意書きが表示された後、右のようになると思います。

よく見ると、「ボーンフレーム操作」の欄の赤い点が増えていることがわかると思います。

これで動きは導入完了です。


ではその次に、背景も追加してみましょう。

海底油田王様が配布している「スラサタンナ聖処」ステージをお借りします。

こちらも先ほどと同じように、ダウンロードファイルをドラッグ&ドロップします。

導入が成功するとこのようになるかと思います。

基本操作はこれにて完了です。


あとはお好みでエフェクトを付けていきます。

(MMDにエフェクトをつけるには別にMMEを導入する必要があります。方法については上のサイトをご覧ください。)

今回は先ほどもご紹介した、KAYAi様が配布している「A-Toon」を導入したいと思います。

こちらの導入には別途そぼろ様の「ExellentShadow2」というエフェクトが必要です。

この二つをDLしてからMMDを開きます。

まずファイル内にある ExcellentShadow.x をドラッグ&ドロップします。

次にMMEを開き、Mainタブにてモデル、背景両方(この場合、放浪者モデルとスラサタンナ聖処ですね)に full_ES.fx を適用します。下の画像みたいな感じです。

そちらを導入した後に、A-Toonファイルを開いてください。

進むと各材質ごとに項目があると思います。

そちらをお好みで各部品などに組み込んでみてください。

(サブセット展開、という技を使います。やり方は下の通りです)

これをいい感じにしたら、エフェクトの導入は完了です!

あとは下の表情操作からお好きな表情に変えてみてください。


これでMMD動画は完成です。

お疲れ様でした!!


4、最後に

さて、ここまで長い間付き合っていただき、本当にありがとうございました。

MMDの良さ、そして自由度について理解していただけたでしょうか?

もし興味を持ってくれましたら、上記を是非参考にしていただけるととても嬉しいです。


それでは!!またお会いしましょう!!!

HANABIでした〜!!



(お借りしたエフェクト

そぼろ様;ExellentShadow2、KAYA様:A-Toon、角砂糖様:PowerShader)


ライター:HANABI

原神同好会夏合宿花火担当。(?)

MMDエフェクトを永遠に研究している人。

シムランカにて放浪者に堕ちる。現在絶賛片思い中。早く復刻来てくれ。





 
 
 

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